世界で初めて関節鏡を開発し、鏡視下手術を行った東京逓信病院で、約20年間にわたり関節鏡手術、とくに中高齢者の患者さんを対象として膝半月板切除術を数多く施行してきました。
高齢化社会となり、元気で活動的な中高齢者が多くなり、当院におきましても、「膝の痛みで歩行がつらく、家事や旅行などに支障をきたしています。」と訴えられる患者さんが多く来院されております。 中高齢者の膝の痛みは変形性膝関節症と診断されることが多いのですが、その中に半月板断裂や、関節遊離体などが痛みの大きな原因となっている膝も少なくありません。 診断に際しては、問診や膝関節周囲の筋肉などの十分な診察の他、レントゲン、MRI検査などが補助診断として大切になります。
当院では、2008年1月から関節鏡(内視鏡)手術器械が整備され、リハビリテーション、大腿四頭筋訓練や関節内ヒアルロン酸注射などの保存的治療でも改善しない方には積極的に関節内視鏡手術(半月板切除術、遊離体摘出術、関節リウマチの方には滑膜切除術など)をおすすめしております。現在(2009年11月)70人位の手術症例となっております。
押田 翠 整形外科・リウマチ科 部長




麻酔科専門医による全身又は腰椎麻酔で行います。
膝関節内に生理食塩水を灌流させながら、直径4mmの関節鏡を関節内に挿入し関節内を観察します。
手術器械は、2~5mm位のハサミやパンチ類を用い断裂した半月板切除や遊離体摘出をします。皮膚切開は5mm位の長さが2か所ですみますので、低侵襲手術です。
手術翌日より、歩行を許可し、リハビリを再開します。 入院期間は、抜糸後に退院の場合は約10日間、事情により早期の退院を希望される方は4日間位です。
まずは、当院の整形外科外来を受診して下さい。
親切丁寧な診察を心がけ、MRI検査などで内視鏡手術が必要な患者さんには対応させていただきます。
※症状によっては適用できない場合もございますので、ご了承下さい。